舞台は庶民の集まるお店「たそがれ酒場」。専属のピアニスト江藤の伴奏で健一が歌っている。だがメインは営業時間の最終出し物・ストリップで、お店は常に大賑わい。そこに集まる人々の人生いろいろ……。

娘の知り合いの映画ファンからDVDを10枚ほどお借りした中に入っていたDVD。こんな面白い作品とは思わず適当にチョイスしたが、一気に見るのがもったいないぐらいドキドキして、止めながら少しづつ魅入った。こんな経験ははじめて。
驚いたのはクラシックの発声の男性歌手がシューベルトの「菩提樹」を2番まで全部歌っていた。もうこれで大満足。
画面は全てお店の中で、お客も多彩な顔ぶれだ。
軍隊経験者の加東大介と東野英治郎、知り合いの空いた椅子に寄ってきて飲み食いする男を多々良純、威勢の良いヤクザの丹波哲郎、歌手の野添ひとみの恋人の宇津井健。一番驚いたのは踊り子を演じた津島恵子さん❗️
このDVDはすぐ返さなくてもいいらしいのでもう一度、いや、二度、三度と見たい作品だ。お正月も退屈しないで過ごせそう。