🎬『ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢』ニーシャ・ガナトラ監督/アメリカ、イギリス/114分
ハリウッド音楽業界の有名歌手グレース(トレイシー・エリス・ロス)の下で身の回りの世話係として働くマギー(ダコタ・ジョンソン)は憧れの大スターの元で働く喜びを感じながらも、本当は音楽プロデューサーになる夢を持っていた。一方の歌姫・グレースは昔ヒットした歌ばかり歌わされていたが、新曲にもチャレンジしたいと思っていた。
舞台やコンサートの表舞台の華やかさとアメリカ音楽業界の金儲け一本槍の裏が描かれていた。
マギーは音に関しては良い耳を持っているので、歌に対して意見を言っても周りから相手にされなくて、偶然に知り合った歌の上手い男性デヴィッド(ケルヴィン・ハリソン・Jr)を自分の力で世に出そうと張り切るところから、映画もグンと面白くなって、意外な展開も待ち受けている。
★歌も選曲も良かったし俳優さんたちも個性的な方ばかりだった。
🎬『ニューヨーク 親切なロシア料理店』ロネ・シェルフィグ監督、脚本/デンマーク、カナダ、スウェーデン、ドイツ、フランス/115分
ニューヨーク・マンハッタンで100年以上たっているロシア料理店「ウィンター・パレス」は、かつては美味しくて有名だったが、今では料理もひどく、古く、ただっ広いだけの店になっていた。
その店を立てなおすために、刑務所を出たばかりのマーク(タハール・ラヒム)がマネージャーとなって店を仕切る。
店には心優しい看護師で自力で人助けしている女性常連客アリス(アンドレア・ライズボロー)が時々お店にきて疲れを癒している。
そこに暴力をふるう夫からのがれてきた母親クララ(ゾーイ・カザン)と2人の息子が逃げ込んできて……。
監督さんは『幸せになるためのイタリア語講座』『17歳の肖像』『ワン・デイ 23年のラブストーリー』デンマーク出身の女性監督ロネ・シェルフィグ。
ロシア料理店に集まる人びとのを描いた人間ドラマ。
ニューヨークでもきっとここは下町で貧しい暮らしの地域らしく、いつも映画で見るニューヨークとはちょっと違っていた。こんなゴミゴミとしたところでお金のない親子3人の行き着くところがロシア料理店。
この店も黙って入ってピアノの下で寝込んでいるところをマークに助けられるのだ。
残念なことに最後の10分ぐらい💤……目が覚めた時はエンドロールだった。だから最後はどうなったかわからないが、それまでは人情味のある作品だった。
★ロシア店主(ビル・ナイ)の立ち位置や振る舞いがとっても良かった。また、少しの出番だったが暴力夫の父親も母子3人に親切にはしてくれなかったが印象に残った。
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