🎬『ノッティングヒルの洋菓子店』エリザ・シュローダー監督/イギリス/98分
ロンドンの人気シェフ・オットレンギの愛弟子の菓子職人サラは、親友のイザベラ(シェリー・コン)と共同経営の独立目前で亡くなってしまう。
イザベラはサラの突然の死であっけなく夢破れ、遺されたのは改装前のボロボロの店と空っぽの銀行口座だけ。店を手放すと多額な違約金を払うことになり解約もできない有り様だ。亡きサラの娘クラリッサ(シャノン・ターベット)も、母親を失った悲しみから、祖母ミミ(サラの母親/セリア・イムリー)の家に転がり込む。
祖母のミミもサラの生きているうちに仲直りしていなかったという悔いもあって、考え抜いた末にミミが資金を出して、イザベラ、クラリッサと、突然現れたスターシェフ・マシュー(ルパート・ペンリー=ジョーンズ)と一緒に、お店を「ラブ・サラ」と名付けて開店するが……。
ロンドンの超人気デリ「オットレンギ」の全面協力で作られた。
見所は、色とりどりのお菓子の数々、手作業の巧みさ、そして街並み……。
ミミ、イザベラ、クラリッサの世代のこそ違うが亡きサラに対する想いが店の設えやお菓子に現れていて、切なくも甘い香りのする作品に仕上がっている。
★お国柄をあらわすお菓子を作る工夫が話題を呼ぶが、日本の抹茶ケーキが出てきた。
2020年12月04日
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