ホロコーストを生き延びたユダヤ人女性のマダム・ローザ(ソフィア・ローレン)は80をとうに超えた年齢だが、借りているアパートで行き場のない子どもたちを幾らかのお金をもらって生活していた。
そんなある日、買い物中にアンティークの燭台が入った袋を黒人少年に盗られてしまった。売って家賃の足しにしようと思っていたので落ち込んでいると、顔なじみのイスラム教徒の老医師コーエン(レナート・カルペンティエリ)が黒人少年モモを連れてきて謝らせて燭台も返してくれた。
嫌々ながら謝るモモを、コーエン医師は「少しの間だけでいいからこの子を預かって欲しい」と意外なことを頼まれた。凄い勢いで断るローザだったが、幾ばくかの収入に仕方なく承知して……。

イタリアの大女優ソフィア・ローレンが11年ぶりに新作ドラマに出演。監督は息子さん。
一般公開される映画なら2ヶ月前ぐらいからニュースが耳に入るが、NetflixだけはチラシなどないのでNetflixを見ないことにはわからない。ソフィア・ローレンさんの新作も知らなくて「この頃、Netflix見てないなあ」と思って見てはじめて気がついた。
お年は召しても女優魂はそのまま、ろうたけた美しさもあって見惚れて2回も見てしまった。黒人少年モモも素晴らしい俳優さんで将来が楽しみな青年。モモははじめこそローザを睨みつけていたが最後には……。一般公開されないなんて信じられない。