🎬『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』ロン・ハワード監督/アメリカ/115分/イオンシネマ名古屋茶屋にて
名門イェール大学法科で学ぶバンス(ガブリエル・バッソ)はある有名な法律事務所の面接まで漕ぎ着けていた。その2日前になって、家族に問題が起こって苦い思い出ある故郷へ戻ることにした。
行ってみると待ち受けていたのは薬物依存症に苦しむ母ベブ(エイミー・アダムス)だった。現在の夫には拒否され住む家もなく、無保険の母親を入院させてくれるところはなく、仕方なくバンスは安モーテルに母親を入れて、姉に時々様子を見てもらうことにして翌日の面接に車を走らせるのだった。
大好きなグレン・グローズさん目当てに茶屋まできたが、映画の始まりに「N」と出てNetflixの作品でもうすぐ(11月24日)ネットでも見られると知ってちょっとガッカリしたが、いやいや、大画面で観たい作品だった。
オハイオの田舎に住む貧乏な白人一家の実話で、おじいちゃん、おばあちゃん(グレン・グローズ)、酒びたり、薬常習、年がわり月がわりの男関係の母親、近くに家庭を持っていて堅実に生きている心優しい姉という構成だったが、現在は母親と姉だけ。
映画は過去と現在を行き来しているが混乱することもなくておじいちゃんから受けた恩、おばあちゃんから受けた最大級の恩を思い出しながら、今あるのは祖父母のおかげと思い出しながら、自分がしなければならないことを自覚していくのだ。
絶対にNetflixでもう一度見たいと思っている。
★印象に残ったシーンは入りたい法律事務所のパーティーでズラーッと並んだフォークやナイフに驚くシーンだ。貧乏だったからパンを手でちぎってスプーンでスープを飲むぐらいだったのだろう。中座して恋人に持ち方や順番を教えてもらっていた。
2020年11月16日
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