🎬『春の夢』木下恵介監督/103分/1960年
今日は陽気が良かったので岐阜ロイヤル劇場に。お客様はいつもの20人ほど。これは木下恵介監督には珍しく喜劇作品で題名もあまり知られていない。
東京のとあるお屋敷町で焼き芋の屋台をひいて売り歩くじいさん(笠智衆)はひょんなことから大屋敷の客間で脳溢血で倒れてしまった。
大騒ぎになったが秘書(久我美子)は絶対に動かしてはいけないとその屋敷の主・製薬会社社長(小沢栄太郎)を納得させて、居間に寝かせて医者(佐野周二)を呼んで手当てをした。
さてその屋敷の家族(東山千栄子、丹阿弥谷津子、岡田茉莉子、川津祐介)や使用人(久我美子、中村メイコ、十朱幸代、荒木道子)はそれぞれの悩みがあるなかに突然の薄汚い焼き芋屋の老人が入って来たことによって、変化していくストーリー。
お金持ちと貧乏人、男性と女性、老人と若者のせめぎ合いが面白く描かれていた。大奥様の東山千栄子さんのおっとりとした台詞の言いまわし、丹阿弥谷津子さんのおきゃんなお色気が素敵だった。
帰りに馴染みの古着屋さんで綿入れズボン👖を500円で買って、隣の八百屋でトマト、ナス、りんご、椎茸(名古屋より3割以上安い)を買って大荷物で帰ってきた。
2020年10月21日
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