2020年09月27日

skipシティ国際Dシネマ映画祭はオンラインで(1)『カムバック』『シュテリン・過激な90歳』

きのう、土曜は朝から忙しかった。午前9時から待ちに待った「skipシティ国際Dシネマ映画祭2020」のオンライン上映が始まる。まずiPadで観賞できるか試してみたらしっかり見ることができたのでひと安心。

そして今週公開の新作映画をイオンシネマ名古屋茶屋に出かけて3本を観ようと思っていたがオンラインの映画祭のほうが気になって2作品だけみて帰ってきた。帰るバス🚌の中でふと思ったのは「オンラインだから深夜でも見られるんだ、あと一本観ておけばよかった……」と気付いたが後の祭り。

気がゆるんだのか家に帰ってから夕寝、夜と深夜に小分けしてオンライン上映を堪能した。

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是非オンラインで https://www.skipcity-dcf.jp/

🎬 『カムバック』パトリック・エークルンド監督/スウェーデン/93分/日本初上映

かつては将来を嘱望されていたバドミントン選手のアン=ブリット(アンキ・ラーション)は35年前のスウェーデン選手権決勝に敗れた時から人生が狂い始めた。彼女は毎日、試合のビデオを見ながら「審判のミスジャッジ」と思いつめていてトラウマになっていた。

家庭生活は夫に去られ、息子は離婚問題で揉めていて、精神科の医師にも見放されそうで日々鬱々と一人暮らしをしていた。


まあ、見てください❗️期待通りの作品だった。

映画の始まりは「いびき」で、酔っ払って河べりで寝込んでいて、目が覚めて起きて歩く時も女性とは思えなかった。

彼女はもうすぐ60歳ぐらいの年齢だろうが、家の中はけっこう片付いていて意外だった。彼女も息子も変わった男だが悪人ではない。ここに出てくる人には悪人はいないが「腹に据えかねる」ものを持っていて、一歩前に進めない親子、夫婦が描かれていた。

🎬『シュテリン・過激な90歳』アナトール・シュースター監督/ドイツ/79分/日本初上映

ユダヤ人のシュテリンさん(アフーヴァ・ゾンマーフェルト)はもうすぐ90歳。ドイツ・ベルリンで孫娘と一緒に暮らしている。
彼女の願いは「死ね」こと。体もどうにか歩けて一人行動もできる彼女にはなかなかお迎えが来ない。

苛立った彼女は「拳銃」を買おうと周りの男どもに頼むが……。

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始めにみたのも白髪頭の女性だったので白髪続きでこれをチョイスした。

この作品もオススメ❗️監督さんは主役を勤めたアフーヴァ・ゾンマーフェルトさんと出会い、彼女の魅力にとりつかれ、脚本を書いたといういきさつがある。映画の冒頭に「アフーヴァ・ゾンマーフェルトさんに捧ぐ」と記してあったので、既におなくなりになったとわかったが、いたずらっ子のような輝いた眼、発しとした口調にたくさんのエネルギーが詰まっていた。

★音楽は時折、宇宙から送信してきたような奇異なものだった。その音は彼女が「死」を強く望んだり、死の近くにいたりした時に流れた。



posted by ミッキー at 08:03| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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