🎬『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』フランシス・アナン監督、脚本/イギリス、オーストラリア/106分/9月18日よりシネマート新宿他にて全国順次ロードショー公開
1970年代、少数の白人が、非白人層を差別・隔離・支配するというアパルトヘイト(人種隔離政策)下にあった南アフリカのできごと。
南アフリカの白人で、反アパルトヘイト組織のアフリカ民族会議(ANC)隠密作戦に参加したり、爆発物でビラをまいたりして逮捕され、プレトリア刑務所に投獄されたティム・ジェンキン(ダニエル・ラドクリフ)とスティーブン・リー(ダニエル・ウェバー)。
警備体制の所内で脱獄の手段を試行錯誤するティムたちは、木片を集めて作った鍵で出口までの扉を一つずつ解錠しようするが……。
『スイス・アーミー・マン』のダニエル・ラドクリフの必死演技が目に焼き付いている。
新作の『プリズン・エスケープ〜』も、白人でアフリカ民族の反アパルトヘイト運動に参加したために逮捕され、刑務所から脱出しようとする彼の必死な行動から目が離せなかった。
同志と入れられた刑務所は白人の政治犯が集められたプレトリア刑務所で、10もの鍵を作らないと外には出られない。もう、緊張のあまり肩に力が入って痛くなったほど。そんな脱獄準備シーンや刑務所内のあれやこれやで上映時間の8割以上占められているが、実際のティム・ジェンキン氏は脱獄後も南アフリカへの自由を叶えるために闘った勇者だ。
2020年09月14日
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