🎬『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』キム・スンウ監督、脚本/韓国/108分/9月18日より新宿武蔵野館他にて全国順次ロードショー公開
看護師として働くジョンヨン(イ・ヨンエ)と夫ミョングク(パク・ヘジュン)は、6年前に失踪した息子ユンスを捜し続けていた。捜索途中で思いがけない悲しい事故が起こり、憔悴していたジョンヨンの元に「郊外の漁村でユンスに似た子を見た」という情報が寄せられる。
ジョンヨンが漁村を訪れると、釣り場を営む怪しげな一家が彼女の前に立ちはだかる。それだけではなく、村人、地元の警察も非協力で、彼女はこの村は何かがおかしいと感じ始める。
韓国で記録的な高視聴率を獲得して、日本でも大ブームを巻き起こした『宮廷女官チャングムの誓い』で一躍スターとなったイ・ヨンエさん。パク・チャヌク監督作『親切なクムジャさん』以来 14 年ぶりのスクリーン復帰作が、子どもへの愛と復讐のサスペンス『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』だ。
キム・スンウ監督は本作で長編劇映画デビュー❗️
小児誘拐の映画は中国が多いが、調べてみると韓国にもけっこうあるとわかった。アメリカ、ヨーロッパにもあるが、特別、日本だけが少ないと思う。
この作品は子を探しながら、嫌な体験をしたり、見聞きしたりする場面が容赦なく、辛い部分がある。それにも負けないで傷だらけになってたたかうイ・ヨンエさん、結婚、出産、育児などの14年が「生きて」いることを感じた。
★10月公開のスペイン、フランス映画『おもかげ』も同じ題材を扱っている。国情は違えども母親の子への強い愛情が描かれている。これも是非ご覧いただきたい。
2020年09月13日
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