売れない脚本家の豪太(濱田岳)は妻のチカ(水川あさみ)と幼い一人娘アキ(新津ちせ)の3人暮らし。妻が会社員なのでなんとか食べていけているが、その代わり豪太が家事を任されている。妻の機嫌はいつも悪く、夜の営みはこの2ヶ月はなし。いろいろ機嫌をとったり、話しかけたりするが何の効き目もなく、かえって口汚く怒鳴られる日々だった。

足立監督は『14の春』『お盆の弟』の方。
喜劇だからと笑ってばかりおられなかった。
罵倒されてばかりの濱田くん、かわいそうで見ていられなかった。「キツい嫁だ」と姑の立場で怒れてきた。
これ妻に主権を握られている亭主なら縮み上がるだろう。こんなにクソにされて我慢できる男はそういないと思う。
これ倦怠期のご夫婦が見ると大変なことになりそうだし、若い新婚さんなら将来が心配になるし、結婚前ならやめようかと迷うし、いったい誰が見るんじゃ……と考えてみるとミッキー年代ですべてほぼ終わった人が一番いいんじゃない?と思った。私達夫婦もいろいろあったけど今も一緒で良かったね……と言えそうだ。
★名子役・新津ちせちゃんが両親の喧嘩バトルに気を使っていた。