🎬『ファナティック ハリウッドの狂愛者』フレッド・ダースト監督/アメリカ/88分/伏見ミリオンにて
ハリウッド大通りで警官の制服を着てパフォーマーをして冴えない日々を送っている映画オタクのムース(ジョン・トラボルタ)は、熱狂的なファンである人気俳優ハンター・ダンバー(デボン・サワ)からサインをもらうことだった。その夢が叶い参加したサイン会でムースの直前で時間切れで終わってしまった。その時、ダンバーから冷たくあしらわれて……。
おいおい、そこまでやっちゃうのぉ〜、と驚きなが楽しんだ。
ストーカー映画、おっとストーカーと言ったら何されるか分からないから、熱狂的ファン映画なら1990年の『ミザリー』や、2002年の『ストーカー』を思い出すが、今作は「狂人系・猪突猛進」型。
サイン会にはダンバーが実際に映画で着たチョッキを300ドル借金して持っていって、有頂天で順番を待っていて直前で終わり‼︎だから気持ちはわかる。
そこで冷たい態度を取らなければ……映画にならない。
この役を引き受けたトラボルタさん。いつものご立派で正義感あふれるとは正反対だから役者魂としては嬉しかったに違いない。どっちかというと立場はダンバー側の人。いやいやトラボルタさんはきっと冷たいあしらいなどなさらないと思うが。
救いは、しがないパフォーマーのムースは相談に乗ってくれる友人や恋人?もいたが、ダンバーにはいなかったという皮肉。スターって孤独かもなぁとちょっとかわいそうになった。
2020年09月09日
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