🎬『パヴァロッティ 太陽のテノール』ロン・ハワード監督/イギリス、アメリカ/115分
ハイC(高いドの音)を、強弱自在の美声で歌うと言われたイタリアのオペラ歌手ルチアーノ・パバロッティの生涯を、ロン・ハワード監督が追ったドキュメンタリー。
オペラの舞台、独唱、私生活、ダイアナ妃との交流など耳も目も満足させてくれた。オペラに興味がない方もきっと彼の明るさ優しさにうたれると思う。
娘と一緒に名古屋ドームのこけら落としに行った時のことが昨日のことのように思い出された。
★彼のお父様は僕よりずっと歌がうまかったと語っていた。ミッキーの友人がイタリアに行った時、ゴンドラの船頭さんがすっごくうまくて鳥肌がたったと言っていたが、イタリアには歌好きで上手い男性がたくさんいそうだ。
🎬『世宗大王 星を追う者たち』ホ・ジノ監督/韓国/133分
朝鮮王朝が明国の影響下にあった第4代王・世宗(ハン・ソッキュ)は、奴婢の身分だったチャン・ヨンシル(チェ・ミンシク)の優れた才能をかって武官に取り立てる。高い科学知識を持つヨンシルは「水時計」や「天体観測機器」を次々に考案していく。
世宗は明の従属国という立場から自立したいという思いがあって、庶民も覚えやすい朝鮮独自の文字である「ハングル」を考案していたが……。
重厚さ漂う歴史映画。ハン・ソッキュファンとしてとっても満足した❗️
ハン・ソッキュとホ・ジノ監督は『八月のクリスマス』で、ミンシクさんとは『シュリ』以来。それぞれふた昔以上前の思い出に、懐かしい話がいっぱい出ただろうと思う。
それから韓国映画界も様変わりしたが、このお三方の絆が再度この作品に集結。今のハングルの誕生秘話、身分を超えた男の友情で胸が熱くなった。
★2014年に映画『パパロッティ』という実話が基の作品があって、ハン・ソッキュさんが高校の声楽教師をやっていた。今日アップした2作品は『声楽」関連だ。
2020年09月04日
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