🎬『糸』瀬々敬久監督/130分
北海道で育った漣と葵は13歳の時に出会いほのかな恋をする。しかし葵は複雑な家庭の事情で母親と共に北海道を去ってしまう。
それから8年後、21歳になった漣(菅田将暉)は、友人の結婚式のため訪れた東京で葵(小松菜奈)と再会するが、彼は北海道でチーズ職人、葵は東京、沖縄と自分の世界を広げていた。
そしてさらに10年の時が流れた平成最後の年、2人は運命の糸によってふたたびめぐり会うこととなるが……。
1998年にリリースされた中島みゆきのヒット曲「糸」をモチーフに、平成元年に生まれた男女の18年間を描いている。
中島みゆきの声が嫌いなので期待はしていなかったが、役者が生かし切れてなかったし、ストーリー展開も2人にとって最終的に良いようにご都合合わせになっていた。一言でいうなら凡作。
小松菜奈さんは言葉がはっきりしない。ミッキーの目にかなった俳優さんは榮倉奈々さんだけ。
★演出もよくなくて、葵が泣きながらシンガポールでカツ丼食べるシーンではびっくり!バッグや手荷物を隣の椅子に置いたまま……外国でこんなことすれば盗られてしまう。
🎬『2分の1の魔法』ダン・スキャンロン監督/アメリカ/103分
かつては魔法に満ちていたが科学技術の進歩で魔法を忘れてしまった世界で、優しいお母さんローレル(ジュリア・ルイス=ドレイフェス/近藤春菜(ハリセンボン))、好奇心旺盛で魔法オタクの兄バーリー(クリス・プラット/城田優)と暮らす少年イアン(トム・ホランド/志尊淳)は、何をやってもうまくいかないことばかりだった。
そんなイアンの16歳の誕生日に、母ローレルから「イアンが16歳になったら2人に渡してほしい」と父からの贈り物をもらった。兄弟で開けてみると、魔法の杖とともに「父を24時間だけよみがえらせる魔法」を書かれた手紙があった。
早速その魔法を試すが失敗。父を下半分だけ復活させてしまう。イアンはバーリーとともに、父を完全によみがえらせる魔法を探す旅に出るが……。
『リメンバー・ミー』『トイ・ストーリー4』のピクサー・アニメーションによる長編作品。監督は「モンスターズ・ユニバーシティ」を手がけたダン・スキャンロン。
お父さんが下半身だけよみがえったなんて面白い。縦半分ならホラーだ。兄弟2人が力合わせてタイムリミットが迫る中、お父さんを完全に蘇りさせるためにいろんな危険な冒険をしていく。もうこれはご家族全員で楽しめるアニメ。
イアンが完全に蘇ったお父さんとやりたいことは、キャッチボールをすること、散歩する、心を開く、一緒に笑う、運転の練習、人生を分かち合う……簡単にできそうなものも、難しいものが混ざっているが16歳の男の子が考えそうなことで微笑ましい。
★ 主役のイアンの声はトム・ホランドさん。彼は『エジソンズ・ゲーム』にも出ている。若くて穏やかな面立ちだからぴったり。
2020年08月21日
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