昨日は映画館には行かなかったが月一回の「映画ゼミ」に参加した。しかし暑さとコロナで会長さんと私の2人だけだった。会長さんも250近く映画をご覧になるので、よく映画館でお会いするし、山形ドキュメンタリーなどにも参加なさっている。
昨日の課題は『はちどり』『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』の2作品。
ミッキーは『はちどり』を今池シネマテークで観たが、はじめの15分ほどで咳き込みそうになって退場した。これでこの劇場で二回目で空調が合わないのかと、もうすぐここで開かれる「イスラーム映画祭」も心配している。だから会長さんの感想だけ。
『グレース・オブ・ゴッド〜』は2人して「妻帯しないという決まりでは自然体ではない」とか「親の態度やいろんな環境で異なる過去の向き合い方」などを30分ほどお話して解散した。
夕方、家から歩いて会場に行ったので往復14000歩以上歩いた。おかげで7時間連続で寝られた
🎬『軍旗はためく下に』深作欣二監督/96分
昭和二十七年。戦没者遺族援護法が施行されたが、ひとりの戦争未亡人の遺族年金請求を却下した。それは元陸軍軍曹・富樫勝男(丹波哲郎)の死亡が昭和二十年八月南太平洋の最前線で、敵前逃亡によって処刑されたからだ。
富樫軍曹の未亡人サキエ(左幸子)は、この厚生省の措置を不当として、処刑を裏付ける証拠、軍法会議の判決書などの提示を求めるがそんなものは何ひとつなく、また軍曹の敵前逃亡の事実さえも明確ではなかった。昭和四十六年まで毎年八月十五日を夫の命日としてサキエの執拗な訴えは続いた。
そんな時、夫の所属していた部隊の生存者の中で当局の照会に返事をよこさかなったものが4人いたという話を聞いてサキエはその4人を訪ねるが……。
暑いのは名古屋にても岐阜にいても同じなのでロイヤル劇場に行った。ちょうど木曜はほとんどの商店が休みなのでひっそりとしていたが、劇場朝一は25人ぐらいが入っていた。
この時期に1作品は戦争物も観たかったので来たが、暑い中ちょっと無理したが本当に良く出来た作品だった。
当時の実際のフィルムを織り混ぜてあってドキュメンタリー映画のような趣と、サキエが訪ねていく4人の話の裏表が冷酷なまでに戦争のありようが描かれていた。
2020年08月20日
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