
興味本意で、このドキュメンタリーを見た。モルモン教は知っていたがその分派である「モルモン教原理主義」が1夫多妻とは初めて知った。「多妻婚が天国への近道」が教えだ。場所はユタ州のロックランドランチというところで、岩山をくりぬいて家を構えている。そこには17家族が住んでいて、そこから職場に通っている女性もいる。だが子らは学校には行っていないようだ。
ある家族は嫁3人、子どもらはそれぞれ産み放題(避妊はご法度だろう)。一家と言えど嫁それぞれは子どもらとは一緒だが個別に住んでいて夫が順繰りに訪ねるという案配。なにごとも「平等」にが信条なので特に誰かにべったりなどは周りが許さないし夫が堅実な信者なので、公平さにはいつも心がけているようだ。
妻になる人は外から来たのか、この宗教グループの中で結婚したのか「一番しりたい」ことがわからなかった。
ドキュメンタリーだから(カメラが回っているから)どこまでが本当か腹からのことはわからないが、ある夫は若い3人目をもらおうとするが、いいところでメール返信が来なくてガックリしていたり、ある家族は夫の兄が癌で死んだが遺言で妻2人と子どもらを弟家族に入れてほしいと言われて、弟な妻3人が「妻5人と大勢の子どもら」を養いきれるのかと心配していた。それまで仲が悪かった弟の妻たちはこのことで打ち解けあうようになったのは良かったが、兄弟が死ぬと後はちゃんと家族として迎えるのは通例らしい。
出てくる夫は誰1人太った方はいなくて、痩せてひょろっとしていて見栄えがよくなくて、反対に妻たちは多産系の美人ばかり。
面白半分で見たが一生忘れないドキュメンタリー。