『ザ・クーリエ』ザッカリー・アドラー監督/イギリス/86分/シネマスコーレにて
かつてはシリア政府軍の壊滅作戦に参加した元特殊部隊員の女(オルガ・キュリレンコ)は、戦地で兄を失ったショックから軍隊をやめて、今では密かに「裏社会の運び屋」として生きていた。
そんなある日、彼女は仕事中に、巨大犯罪組織のボスであるマニングス(ゲイリー・オールドマン)の殺人現場を見た男(アミット・シャー)がマニングスやその手下に命を狙われていたところを救う。行きがかり上、純朴なニックを捨てておけなくなって、再び銃を取る彼女だった。
未体験ゾーンの映画たち2020の作品。
オルガ・キュリレンコが元特殊部隊員の運び屋を演じたサスペンスアクション。満身創痍の中でど素人のニックを守りながら巨悪に立ち向かっていく姿に目を見張った。映画自体にはお金はかかっていないようだが、脚本、音楽の使い方が◎、最後の〆場も◎。
傲慢なゲイリー・オールドマン、体を張ったキュリレンコのアクションが見ものだが「是非とも二歩手前」といったところ。
2020年07月27日
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