マーケットの払い、後片付けなどやってくれるので大助かり。でも外出は自由がなくなった。いつも行く喫茶店は20分、寄り道せずに散歩だけ……とお達しがでた。今まで自由気ままにやってきた身には辛いがここで踏ん張って❗️と寄り道のコンビニやDVD屋さんは当分行かないようにする。
Netflix『失墜』パトリス・ラリベルテ監督/カナダ/83分
カナダのとある小さな島に暮らすアントワーヌ(ギョーム・ローリン)は非常に危機防衛意識が高く、妻や一人娘を夜中に起こして荷物をまとめさせて島の入江まで何分かかるか時々抜き打ちで試すほどの男だ。
島の雑貨屋で「3日の食料しか在庫がない」と知ると、買い占めて真空パックにして「これで何年かは生き延びることができる」と胸を撫で下ろす男だ。もちろん妻や娘は協力的で幸せな家族である。
そんな彼の元にアラン(リアル・ポッセ)というその道では有名なサバイバルニストから電話があって「一人欠員ができたので参加しませんか」と連絡が入った。それは基本的なサバイバル術を訓練するための集まりで信用できる人だけを選んでいる個人組織からのお呼びだった。
もちろん即参加して現地に車で向かうとアランから目隠し用のゴーグルをつけられて山中のアジトに着く。そこには8人ほどの男女がいて皆、アランの選んだ常識的な人ばかりだったが……。

時間が80分ほどで短さと題名に惚れて?チョイスした。
できばえは「お暇ならどうぞ」レベル。だから今見るとちょうどいいってわけだ。
出だしは良かった。夜中に娘を起こし、荷物をすぐにまとめさせて急いで車を発進させるので何が起こったのかと食い入るように見ていたら「今回は何分で島の出口についた。こんどはカメのペットは忘れるなよ」と娘や妻とにこやかに反省会している。
この出だしでなかなかやる監督さんと思ったがこの後がちょっとミッキーとしては物足りなかった。それにサバイバルにうつつを抜かすアントワーヌさんは何で生活しているのかわからない。けっこう良い暮らしをしているようだ。
まあ、その日暮らしならサバイバルどころじゃないだろうが……。