🎬『エジソンズ・ゲーム』アルフォンソ・ゴメス=レホン監督/アメリカ/108分/6月19日公開
19世紀、アメリカは電気の誕生によって、新しい時代を迎えようとしていた。白熱電球の発明で事業化も夢ではなくなったトーマス・エジソン(ベネディクト・カンバーバッチ)は国中から天才発明家と褒めたたえられていて、持ち前の傲慢さで大統領からの仕事も平気で断る男だった。
そんな一方、裕福な実業家ジョージ・ウェスティングハウス(マイケル・シャノン)は大量の発電機が必要なエジソンの「直流」より、遠くまで電気が送れて値段も安い「交流」が優れていると考えていた。彼は交流の実演会を大成功させるが、そのニュースを新聞で知ったエジソンは激怒する。若い発明家のテスラ(ニコラス・ホルト)も「交流」をエジソンに提案するが一蹴されてしまう。
こうした経緯で「電流戦争」が始まって……。
指一本でつく電気。もう当たり前も通り過ぎてしまった今日にこの映画。ほとんどが実話らしい。
発明の王として小さい時から世界偉人伝で読んでいたが、結構我が道を行く頑固者で驚く。そんなエジソンを眉間に縦じわをくっきりつけたマイケル・シャノンが反論する。観ているうちにこっちの方を応援してしまった。
ベネディクト・カンバーバッチ、マイケル・シャノン、トム・ホランド(エジソンの助手役)、ニコラス・ホルトの4男優の立ち位置の違いと思惑が交差する史実「電流」バトル作品の公開が待たれる。
2020年04月15日
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