2020年02月20日

酔いどれ親父の物語 3月6日公開『酔うと化け物になる父がつらい』

🎬『酔うと化け物になる父がつらい』片桐健滋監督/95分/3月6日より新宿武蔵野館他にて全国ロードショー公開

毎日毎日、酒におぼれる父(渋川清彦)と熱心な新興宗教信者の母(ともさかりえ)というちょっと変わった家庭で育ったサキ(松本穂香)は、普段はおとなしいのに酔うと化け物のようになってしまう父が理解できず、家族の崩壊を他人事のように漫画として笑い話にしながら生きていた。

そんなある日、父が病気になってしまい……。

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原作は、アルコールにおぼれる父を持った菊池真理子の実体験に基づいたコミックエッセイ。

どうしょうもない酔っぱらいのお父さんをやる渋川清彦さん。素に戻った時の情けないお父さん姿に哀れさより同情さえ感じた。本当はあまり飲めなかったが仕事上でやむなく飲み続けての結果でアル中になってしまったのだ。

ミッキーの家では酒飲みはいないので、田所家の娘たちの苦労は頭でしか理解できないが、酔っ払っても暴力は振るわないし、サキが描くマンガも父親を「悪」としていないところが救いだった。

★最後の最後まで冷静に観ていたが、終わりの1シーンで涙が溢れてしまった。
★酒の飲めない部下を演じた浜野謙太が良かった。
posted by ミッキー at 23:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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