舞台は70年代のコペンハーゲン。大学教授のエリックとベテランニュース・キャスターのアンナ夫妻は、夫が相続した屋敷で希望者を面談して生活共同体を始める。が、初めのうちは細かいことまで多数決で決めて順調な滑り出しをしたが、エリックに若い女子大生の恋人ができて、多数決でこの屋敷に住むということになって……。

『偽りなき者』『光のほうへ』のトマス・ヴィンターベア監督作品。前作2つの崇高さはどこにも感じられなかった。面白い作品だが、先が見えている。それにコミューン一員の家族の幼い子の死や、主人公夫婦の女の子(名演❗️)の心の傷つきをそっちのけ?という設定もいただけない。面白いが後味悪し。