🎬『母との約束、250通の手紙』エリック・バルビエ監督、脚本/フランス、ベルギー/131分
シングルマザーとして一人息子ロマン(ピエール・ニネ)を育てるユダヤ系ポーランド人のニーナ(シャルロット・ゲンズブール)は異常?なほど教育熱心で、息子が将来「世界的な作家として成功する」と公言するほどの信念を持っていた。
周りからどんなに笑われようがお構いなしで息子の才能を引き出すために躍起になる。ロマン自身は、そんな母からの過剰な愛にうんざりしながらも、母の夢をかなえようと決意するが……。
いやいや、ミッキーも相当教育ママだったが、ニーナママには負ける。ママの言う通り世界的な文豪となったから映画になってるんだが、女優ジーン・セバーグさんの夫だったとは驚きだ。
1980年に拳銃自殺したと知って「母の言葉」が浮かばなかったのか。ニーナママは死んでも「生きていたのに……」それが残念だ。
🎬『嘘八百 京町ロワイヤル』武正晴監督/106分
かつて堺で千利休の幻の茶器をめぐって大勝負に挑んだ古物商の則夫(中井貴一)と陶芸家の佐輔(佐々木蔵之介)は京都で再会する。2人はそこで出会った着物美人の志野(広末涼子)の美貌と話にほだされて、古田織部の幻の茶器にまつわる人助けをすることになって……。
中井と佐々木のひょうきんさがいい。それに美しく瑞々しい広末。着物姿もはんなりしていて惚れなきゃ男じゃない。
話の展開は有名な古美術店、鑑定家、陶芸王子? テレビ実況放映などで大ごとになっていく。陶芸内容は奥深く勉強になった。
2020年01月31日
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