🎬『漫画誕生』大木萌監督/118分
「近代漫画の父」と呼ばれ、現在の「漫画」を職業として確率した男・北沢樂天。その先駆けをした漫画家はなぜ歴史から忘れ去られて行ったか「漫画の歴史とその謎」を追っている。
樂天を演じるのは『太陽』『沈黙-サイレンス-』のイッセー尾形、樂天の妻いのを篠原ともえ。妻いのは一生涯、夫樂天を励まし続けて、当時の妻の鏡といった役をはんなりと演じていた篠原ともえさん。着物の柄や着方も時代にそったものだと感じた。
北沢樂天は明治9年に大宮の旧家・北沢家に生まれ幼い時から絵を描くことが好きだった。19才のときに外国人向けの英字新聞の会社に入り、漫画欄を担当していたオーストラリア人の漫画家から西洋漫画を学ぶ。
その後、福沢諭吉が創刊した新聞を発行する時事新報社に入社。記事をわかりやすくするために新聞に絵を描いたのが人気を呼び、絵と内容で子どもから大人まで楽しめる「漫画」の基を作った。
また、弟子を育てることにも熱心で時事新報社を退職すると自宅で弟子たちを指導し、手塚治虫も樂天の影響を受けたひとり。
★現在、その名を知る人間はほとんどいない。埼玉に於いても樂天の資料は少ないようだ。
★初日舞台挨拶など http://cineja-film-report.seesaa.net/article/471861241.html
2019年11月30日
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