昨日から大阪に来ている。近鉄の株主券を1800円で買って準急で4時間列車に身をまかせて車窓から紅葉した山々を見ながらの大阪行きだった。羽曳野に住む病身の姉のご機嫌伺いだ。寒さに向かっているので体の心配もあって様子を見に行った。映画は『アイリッシュマン』1作品だけ観た。
🎬『アイリッシュマン』マーティン・スコセッシ監督/アメリカ/209分/大阪シネ•リーブル梅田にて
全米トラック運転組合のトップ、ジミー・ホッファ(アル•パチーノ)の失踪、殺人に関与したと容疑をかけられた実在の凄腕ヒットマン「The Irishman」ことフランク•シーラン(ロバート•デ•ニーロ)の半生を描いた物語。
ホッファの親友であり右腕でもあった凄腕のヒットマンのシーランは、裏社会の大ボスラッセル・ブファリーノ(ジョー・ペシ)仕えていたが、ホッファが数年間の刑務所暮らしの間に全米トラック運転組合長の座を追われ、そのイザコザの間に入って双方から難題をふっかけられたシーランは……。
第二次世界大戦後のアメリカ裏社会の話で、ロバート•デ•ニーロ演ずる老いた殺し屋シーランの独白で始まる本作は、マーティン・スコセッシ監督がロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテル、この4人の個性を十分に活かして作られていた。
時間的には長いとは感じなかったのはテンポがいいことと、顔色一つ変えずに何人も何人も殺していき、自分の地位を確実にして栄華を極めるが、その一方家族、特に娘たちからは遠巻きに恐れ、軽蔑の目で見られていく哀れさもあった。
★これはNetflixで2019年11月27日から配信。先ほど終わった第32回東京国際映画祭のクロージング作品としても上映された。
2019年11月20日
この記事へのコメント
コメントを書く