2019年10月18日

山形ドキュメンタリー映画祭2019(7)『十字架』

山形映画祭の疲れか偏頭痛の兆候が出たので今日は目休め日にした。と、言って読書も目を使うなぁ〜と思って本も持たずに散歩に出た。(本当は『シライサン』というホラーの試写が松竹試写室であるのだがあきらめた)

足が向くのはやはりポレポレ東中野、ここでやってるので気になるのが『春画と日本人』だ。これは名古屋シネマスコーレでやるので我慢した。

今日一日映画、読書なしで過ごせるか、まあご近所をひたすら歩いて新しいお店でも開拓しよう。

🎬『十字架』テレサ・アレドンド、カルロス・バスケス・メンデス監督/チリ/80分/インターナショナル・コンペティション

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チリ南部の小さな町で起きた製紙会社組合員大量殺人事件。それは軍事クーデターから数日経った1973年9月。その日19人の工場労働者が警察に連行され、6年後、地中にあった遺体が発見された。それから40年後、事件への関与を否定していた警察官のひとりがその時の証言をくつがえしたが……。

おおらかに川で水浴びをする女たちの映像で始まったが、それも銃声や爆弾の音でかき消されていった。ラジオから流れるのはクーデターのニュースだ。音は激しいが、画面は静かに当時の埋められていた森周辺を映していた。

事件の6年後、被害者たちが遺体が出てきた場所にたくさんの十字架を立てていて、日本の卒塔婆のように見えた。一人の警官が証言をくつがえし19人を殺したといっても遺族たちの悲しみは癒えず、亡くなった方の無念も晴れていないはずだ。

★証言した警官はチリ本部からの命令で19人をバスに乗せて行き、途中の場所で下ろして銃殺。土を掘って埋めたが深く掘らなかったので2、3日で犬が掘り起こして町に噂が立ったのでもう一度埋めなおした。と、語っていた。「このことを話すとお前たちの家族共々同じ目に合わす」と上司から命令された。誰もそのことについて仲間うちでも話すことはなかったと語っていた。
posted by ミッキー at 10:02| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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