🎬『ライリー・ノース 復讐の女神』ピエール・モレル監督/アメリカ、香港/102分///名古屋109シネマズにて
普通のママ・ライリー・ノース(ジェニファー・ガーナー)は夫クリス(ジェフ・ヘフナー)と小さい娘の誕生日を遊園地で楽しく過ごしていた。
3人でアイスクリームを食べていてママが手がべたべたになるからとアイスクリーム屋に戻り手拭きをもらって振り向くと、夫と娘はギャングの思い違いから、目の前で撃たれて死んでしまった。ライリーも銃弾を受けて病院に運ばれた。
この時、ライリーはしっかり犯人3人を見ていて、警官に伝えたり面通しをしたりして訴えたが、ライリーの証言は過去の精神不安定などを言い訳にして3人は不起訴になった。その判決が不満で裁判所で大暴れしたので精神病院に送られてしまう。
原題はペパーミント。ペパーミントのチョコレートも紅茶も大好きなミッキーにふさわしい500本目。だけど偶然だ。
普通のママさんが5年の月日をかけて訓練してリベンジする。手始めは裁判で不起訴になった男3人を観覧車に逆さ釣りするのだ。女手一つでやれることか?不起訴にした裁判所の裁判官も椅子に縛り付けて遠隔操作で屋敷ごと木っ端微塵。まあこれはやれそうだが……。
これも、あれも見事に殺って行くが、どうみたって「無理」と思う場面が多かった。
ミッキーの頭の中は「これは映画、これは映画」とおもいながら見終わったが、最後の場面で「次もあるのか?」と感じた。続くなら「もっとすごいアイアンレディになるのか」と恐ろしくなった。
🎬『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』キム・グエン監督/アメリカ/111分
ヴィンセント(ジェシー・アイゼンバーグ)と従兄弟のプログラマー・アントン(アレキサンダー・スカルスガルド)は、高速で株の売買をする高頻度取引で年間500億円以上の利益を得ようと、カンザス州のデータセンターからニューヨーク証券取引所まで約1,600キロを直線の光回線でつなぐことを思いつくが……。
「高頻度取引」の細かい仕組みはわからないが、シリアスなことながら一軒一軒「すぐ埋めるから庭を掘らせてくれ」と頭を下げてお金を包んで頼んで回るのだ。今にしてみれば光ケーブル速度はもっと速いが当時はすごい革新的な事業だったのか、そのへんもよくわからない。
この2人はこのプロジェクトをやっている時、幸せだったのだろうか。もしのんびり生きていたら病気にならずにすんだのだろうに…と、あまりにも壮大なプロジェクトで我が身に引き寄せられなかった。
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