🎬『アド・アストラ』ジェームズ・グレイ監督、脚本/アメリカ/123分/名古屋109シネマズにて
地球外生命体の探求に人生をささげ宇宙で活躍した父(トミー・リー・ジョーンズ)の姿を見て育ったロイ(ブラッド・ピット)は、迷わず宇宙で働く仕事を選んだ。父は地球外生命体の探索に宇宙に旅立ち43億キロ離れた太陽系の彼方で行方不明になっていた。
エリート宇宙飛行士として活躍するロイに16年後の今になって、軍上層部から「君の父親は生きている」という驚くべき事実を知らされた。
父は地球を滅ぼしかねない「リマ計画」にかかわっていて、その危険な実験を抱えたまま姿を消した父を探すために宇宙へと旅立つが……。
ついこの前『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で、ブラッド・ピットを見たばかり。何を演じても裏切らない俳優さんだ。
『ワンス・アポン〜』では落ち着きのある優しい眼差し、『アド・アストラ』では目に憂いを宿していた。
台詞の中で「遠くばかり見ていて近くを見ていなかった」という場面にホロっときた。宇宙飛行士じゃなくてもこの言葉は万人の胸に刺さるものだと思う。
★宇宙の痛いほどの静けさと孤独感がうまく映像化されていて、アカデミー賞の「視覚効果賞」レベルと感じた。
2019年09月24日
この記事へのコメント
コメントを書く