昨日朝NHKのニュース番組で『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のタランティーノ監督と主演のディカプリオさんが来日。インタビューしていたが、タランティーノ監督はお話好きで時間内には「おしゃべりたらんてぃーの」監督でした!と司会者が言ったので大笑いした。
🎬『王様になれ』オクイシュウジ監督、脚本/115分/9月13日よりシネマート新宿他にて全国順次ロードショー公開
カメラマン志望の青年・祐介(岡山天音)は父親を亡くして父親の弟で昔劇団に所属していたという叔父さん(オクイシュージ)が経営するラーメン屋を手伝いながら独り暮らしをしていた。
昼間は写真家のスタジオで下働きをしている祐介だったが、気をきかせて先走ると皮肉を言われたり、顧客には愛想よくしろと注意されたりで、鬱々として日々を送っていた。
そんな時、ラーメン屋に叔父さんの所属していた後輩・藤沢ユカリ(後東ようこ)が食べに来た。ユカリに好意を持った祐介は彼女が着ていたTシャツのキャラクターの「the pillows」を知り、興味本意でライブ会場に行きユカリの姿を見つける。
それがチャンスとなってユカリとの距離が近づいたが……。
主役のカメラマン志望の岡山天音さんの頼りなくて暗くて悲しそうな表情にちょっとゲンナリ。略歴を調べてみたらけっこうテレビなどで活躍している男優さんだ。
ラーメンを作る手際も客あしらいも上手くなくて、この作品にぴったりの役だが、あまりのぴったりさで彼の気持ちがミッキーにも伝染したのか、最後まで見続けられるか心配だった。
でも我慢?した甲斐はあった!
ここでは詳しく書けないが苦しい経験をして「やっとのことで人間らしい生活にたどり着いた」若者にとって涙なしでは観られない作品に仕上がっていた。
⭐️「the pillows」の楽曲が良かった。歌の持つ力が溢れていた。
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