新たな芸術や科学技術でパリが栄えた「ベル・エポック」と呼ばれた19世紀末〜20世紀初頭の時代。どうしても外国に行ってみたいニューカレドニアに住む混血の少女・ディリリは、密かに船に乗ってパリにやってくる。そしてパリの街を知り尽くした配達人の少年オレルと出会い仲良くなる。オレルはたくさんの人々と知り合いで、パリの有名人たちをディリリに紹介してくれた。
そのころ、少女の誘拐事件が街を騒がせていて「男性支配団」という謎の集団による犯行といわれていて・・・。
『キリクと魔女』『アズールとアスマール』のフランスアニメーションの巨匠のミッシェル・オスロ監督による長編アニメ。
夢を見ているようなアニメ。アニメにもいろいろあるなぁと感じた。
今年になってアニメ・ベストテンにはいりそうなのが6作品(『映画 きかんしゃトーマス GO!GO! 地球まるごとアドベンチャー』『バイオレンス・ボイジャー』『絶望の怪物』『半島で生きたい〜演技派おやじの奮闘記』『ザ・タワー』『天気の子』)ある。
この『ディリリとパリの時間旅行』で7作品目。独特な物語、絵柄で楽しませてくれた。
★日本語吹替版では、10月公開の『駅までの道をおしえて』の新津ちせと斎藤工がやっている。
★第44回セザール賞で最優秀アニメ作品賞を受賞。