ベイルート郊外の難民キャンプで家族や親戚と一緒に暮らすパレスチナ人の少女ワルディ(声:ポーリーヌ・ジアデ)は、それぞれが辛い記憶や未来への希望を秘めていることに幼いながらも気づいていた。
そんなある日、1948年に故郷パレスチナを追われ、この難民キャンプに来た曾祖父シディから大切に持っていた故郷の家の鍵を託された。ワルディは曾おじいちゃんが帰郷の夢をあきらめてしまったのかと不安になってしまうが……。
国際コンペティション部門で初の「長編アニメーション」。パトリス・ネザンプロデューサーが来日。
マッツ・グルードゥ監督は現在、中東の難民キャンプを回って本作を上映しているとのことで来日は叶わなかった。
監督は幼い時から母親がセーフ・ザ・チルドレンの看護師さんだったので、幼い時から夏休みには、この作品の舞台となった「ブルジュ・バラジネ難民キャンプ」で過ごした経験があり、その後、同キャンプでアニメーションの教師をした際に見聞きした体験が基になっていると語ってくれた。
今の時代をクレイ・アニメーション、昔を振り返る映像は同時の映像ニュースなどが使われていた。
⭐️今回の映画祭で上映された中で『陰謀のデンマーク』『イリーナ』『ブラインド・スポット』『ロケットマンの憂鬱』そしてこの『ザ・タワー』が気に入った。この中から作品賞、監督賞等々を勝ち取ってほしいと願っている。
出ました❗️
(国際コンペティション部門)
★最優秀作品賞グランプリ『ザ・タワー』
★監督賞『イリーナ』 『陰謀のデンマーク』
★審査員特別賞『ミッドナイト・トラベラー』
★観客賞『ザ・タワー』
詳しくはhttp://www.skipcity-dcf.jp/news/news/19072100.html