2019年07月18日

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019(2)『未成年』『イリーナ』

🎬『未成年』キム・ユンソク監督、脚本、出演/韓国/96分/日本初上映

女子高生のジュリ(キム・ヘジュン)は会社経営の父親(キム・ユンソク)が同級生ユナ(パク・セジン)の母親と浮気をしていることを知って、ユナを呼び出して忠告をしたが、逆に「私の母はあんたの父親の子を身ごもっているよ」と言われた。口論中にジュリにかかってきた母親からの携帯を奪い、ユナは夫の浮気をばらしてしまう。


韓国俳優のキム・ユンソクさんが監督デビュー作品。このドロドロの原因はジュリのパパの優柔不断が元。ユンソクさんのあたふたぶりが上手い。いろんな事情で女の子同士、髪の毛を引っ張って取っ組み合い喧嘩になる。

しかし、この家族間の大きな問題を乗り越えて、それぞれ境遇は違うが「強く生きて」行けそうだと感じさせる終わり方だった。

⭐️ジュリは丸顔、ユナはほっそりとしたお顔。キム・ユンソク監督さんは俳優選びが上手い!

🎬『イリーナ』ナデジダ・コセバ監督/ブルガリア/96分/日本初上映

ブルガリアの貧しい村に住むイリーナ(マルティナ・アポストロバ)は、働いている食堂の残り物やビールなどを持ちかえって、食いぶちの足しにしていた。夫は元炭鉱にいたが今は庭先の炭鉱跡から石炭を掘り起こしては暖房に利用している。

しかし、お店のオーナーに見つかりイリーナは首に、夫は落盤で両足切断……、どうにもならない状況の中、インターネット上で「代理出産求む、既に健康な子どもがいる方」という広告に応募。面接、診断とも合格したイリーナだった。

またまたすごい作品だった。この映画祭で上映されるものに「ハズレ」はほぼない。すごい!が90点以上なら、ここのまあまあは75点ぐらいだから、皆、レベルが高い! それに安い!椅子はちょっと続くと腰にこたえるが、いい作品を観たら文句なんかぶっ飛んでしまう。

若妻イリーナさんは首になった日、早めに帰ったら「夫と実姉」の現場を見てしまった。だけど夫に嫌気がさしていたので冷静だ。「あなたたち、いったいいつからなの? 毎日?1日おき?」と聞いていて、夫に「寒くなるから石炭とってきて」と言って、夫が地下に潜ってまもなく落盤。

踏んだり蹴ったりの三隣亡(さんりんぼう)の日だ。(ブルガリアにも三隣亡という意味の言葉があるだろうか)

両足のない夫との生活、代理出産の悶着で一波乱あるが、最後の幕切れは感動的だった。
posted by ミッキー at 19:49| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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