2019年07月17日

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019 (1)『陰謀のデンマーク』

都会・渋谷青山から埼玉県川口の映画祭に昨日から来ている。去年も今年も暑くない「川口」こうなると暑い、暑いの挨拶代わりの言葉も懐かしい。こんな涼しい川口の映画祭でガリガリくんが無料配布されていた。新製品らしいがミッキーは遠慮した。

🎬『陰謀のデンマーク』ウラー・サリム監督、脚本/デンマーク/119分/日本初上映

コペンハーゲンのとある駅で爆弾テロが起きて1年後。もうすぐ国政選挙が行われるが「極右政党」が勝利する兆しが見えてきた。

一方で対立するグループが現れ、19歳の青年ザカリアもそのグループに入っていて「行動」を起こすことを迫られていた。

そのグループでザカリアの「行動」を起こすための手ほどきする男・アリ(ザキ・ユーセフ)と人里離れた山中の小屋で射撃の訓練をする。

この映画祭で一番最初に観た作品で、こんなに衝撃的なものを観てしまって、後からみるのが霞んでしまうのじゃないかと思った。そんなことまで思わせる映画だった。質問者の方が「是非、公開してほしいので、助力してほしい」と司会進行の人に言っていた。ミッキーも同意見だ。

10中8で公開されると思うので、ここで説明してしまうのはできないが、意外な人の裏切り、結末で(結末については賛否両論あるが)終わってからも呆然として思考回路が停止するほどだった。

⭐️ウラー・サリム監督さんは、1987年にデンマーク生まれ。イラク人の両親を持ち、自分のの経験と想像を基に長編デビューした。


🎬『ブラインド・スポット』ツヴァ・ノヴォトニー監督/ノルウェー/98分

その日、帰宅した中学生の娘テアはいつもとまるで変わらない様子だった。しかし、母親のマリアが小さい弟を寝かしつけてから、食事の支度をしてテアを呼んだが返事がない。変に思って娘の部屋に入ってみると、窓は開きっぱなしで、テアの姿もなくなっていた……。


2作品目もすごかった。

ハンドボールの部活が終わってテアと部活仲間の女の子との帰り道を7、8分追っている。2人は「今日は、得点できていい試合だったね」「あの子たち、化粧してるね、どうせ部活してるうちに取れちゃうのに、無駄だよね」「数学のテストだけど、自分でやってみて解らなかったら電話するから教えてね」と会話している。テアはハンドボールでは主メンバーではないがお勉強はよくできるみたいだ。

そんななんの問題もない会話の後で、古い公団アパート(5階ぐらいに住んでいるがエレベーターはなかった)に帰って、その時の母親との会話も普通。母親が寝かしつけている間はパンに何か塗って食べて牛乳を飲んで、夜勤のお父さんの携帯に留守電を入れている「パパ、今日も夜勤頑張ってね、愛してる」、これだって普通だ。その後、自分のノートに20秒ほど何か書いてから、窓を開けて飛び降り……。(この場面は写していない)

会場からは思いがけない出来事で、息をのむ雰囲気が伝わってきた。

⭐️ブラインド・スポットの意味は盲点。
⭐️監督さんは『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』や『ヒトラーに屈しなかった国王』などに出演のスウェーデン人女優ツヴァ・ノヴォトニーの初監督作品。
⭐️主演のピア・シェルタさんは、サン・セバスチャン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞。
posted by ミッキー at 19:04| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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