2019年07月15日

第28回 レインボー・リール東京(3)『ソヴァージュ』『花咲く季節が来るまで』

昨日は夜9時のカリコレ『ハロウィーン』を観た。2日前から予約できるのでギリギリに入ってもOKなので助かる。もちろん会場は満員。

その前日にレインボー・リール東京で宣伝でブースを出していた「ルピシア」の桃のアイスティーをたくさん飲んだので寝付きが悪く、その結果で居心地よいシネマカリテの椅子で始まる前から居眠り💤

ミッキーのカリコレ2019の一番最初の作品はトホホの出だしだった。91分のうち20分は寝たはず。

ストーリーは
ハロウィーンの朝に食事をとっていた一家のもとに「君はブーされた!」という差出人不明の手紙が玄関先に置いてあった。12歳の息子ケイレブ(ジェイデン・パイナー)は、その手紙を誰かに回さなければ呪われてしまうと強く言ったが、敬虔なクリスチャンである父ジェームズは取り合わず手紙を燃やしてしまう。

こんな夜になのに、家族は用事で出かけてケイレブはハロウィーンの夜を1人きりで過ごすことになった。しばらくするとケイレブは、家に人間ではない何者かの気配を感じ始めた、その時、玄関のチャイムがなって……。


主役の男の子は『ムーンライト』のジェイデン・パイナーで主役・ケヴィンの子ども時代を演った少年。映画紹介写真がネタバレになっているようだが、かなりホラー度は高い。音楽は最高の出来だった。

ホラー映画には「音楽と美しい女性」が必須だが、お姉さん役にオーロラ・ペリノーさんが出ている。


🎬『ソヴァージュ』カミーユ・ヴィダル=ナケ監督/フランス/99分

22歳の青年レオ(フェリック・マリトー)は男娼として日銭を稼いでいた。定住する場所もなく、公園やトイレで寝たり、時には残飯を漁ったりして腹を満たしている。

そんな彼が同じ男娼として稼いでいる年上の男に恋をしてしまう。その男は優しい心根の持ち主だが、付きまとうレオに時には冷たく突き離すこともあって……。

衝撃的な作品だった。長編初監督作品で2018年カンヌ国際映画祭批評家週間でプレミア上映された問題作。

声をかけてくる男たちに身をまかせていることを彼自身何の疑問も不安も感じていない。

誰しも自分が幸せを望んで生きているが、彼にはそれがない。まるで「野良犬」の生き方そのものだ。そう思えば彼の行動が全て納得いくのだ。

この作品にはミッキーでさえ目をつぶってしまいたい箇所があって万人向けには遠い作品だが、この映画祭の中で一番忘れられないものになった。


🎬『花咲く季節が来るまで』キム・ジュンシク監督/韓国/98分/日本初上映

ソウルから地方都市に越してきてカフェを経営する女性ヘス(イ・ヨンジン)は、変わった注文の仕方をする常連客の女子高生イェジンをアルバイトとして雇うことにした。やがてイェジンは寡黙で飾り気のないヘスにときめきを覚え、自身のセクシュアリティーに気づく。ヘスも彼女を気に入ってくれていて食事や買い物に誘うが、ヘスには誰にも言えない秘密があった。


コーヒーの味はいいがお店の飾り付けがイマイチで、それを高校生のイェジンが若い感覚でお店いっぱいに桜を手作りして模様替えするシーンがとっても楽しいそう。

イェジンの家庭は両親とも教育熱心で、1点、2点のことで「この間違えがなかったら学年トップだったのに……」などと、韓国の学歴社会を垣間見せてくれる。そんなイェジンは内緒でアルバイトをしている。

二人の関係は精神的なもので、不幸に陥る流れではないが、当人たちにとって一生忘れられない関係として長く続くような気がした。

posted by ミッキー at 14:10| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: