2019年06月04日

EUフィルムデーズ2019 (3)『古代の森』

ネットニュースで、黒沢清監督・脚本、日本とウズベキスタンの国交樹立25周年記念の映画『旅のおわり世界のはじまり』のことが載っていた。

話は、テレビのバラエティー番組制作のクルーと女性レポーターが撮影や取材のためにウズベキスタンを訪れたという設定で、主演はレポーターの前田敦子さん。他には加瀬亮、染谷将太、柄本時生、現地のコーディネーターにアディズ・ラジャボフさん。

映画の最後の方で前田敦子さんが標高の高い平原で ♪愛の讃歌 を歌うシーンがあって、監督さんは無伴奏で歌ってくださいと言ったらしい。実際は(後付けか)オーケストラ伴奏をつけて歌っていた。

それを試写で聴いて「ここは伴奏なしで歌うべきだなぁ」と残念に思ったシーンだった。

前田敦子さんは声質も声量も並みだが、歌心を持っている方だ。間の取り方も良かった。それに「愛の讃歌」は聴いている人の気持ちの中で「一緒に歌っていけて共鳴する」稀な歌だ。だから無伴奏でやってほしかった。


🎬『古代の森』ミンダウガス・スルヴィラ監督/リトアニア、ドイツ、エストニア/83分

リトアニアに今も数少なくなった原生林にわけ入り、自然の音以外すべて排除したドキュメンタリー。


ここの空気を吸ってみたい。ここで眠ってみたい。ここで鳥の鳴き声を真似て会話したい。ここで自然の中の一部になりたい。そんなわがままな要求が体の底から静かだがはっきりと湧き上がってきた。

監督さんが来日された。それが、リトアニアの森から、ポッと「きっとこのままの姿とお声」の雰囲気そのままで登場されたのに感動した。監督さんは少年の頃からこの森を撮りたいと思って、大学で生物学を修め、18年かけてこの作品を完成させた。

⭐️これは言葉では表せることができない。是非とも公開してほしい。


posted by ミッキー at 01:49| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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