30年前、突然変異で誕生した炎をあやつる人種<バーニッシュ>が出現。世界が大炎上して半分が焼失した。そして、今、攻撃的な一部分の人が<マッドバーニッシュ>と名乗り、再び世界に襲いかかってきた。
高機動救命消防隊バーニングレスキューの新人隊員・ガロ・ティモス(声:松山ケンイチ)は、昔ながらの火消しのマトイをかついで、マッドバーニッシュのリーダーのリオ・フォーティア(声:早乙女太一)に立ち向かっていく。
テレビ『天元突破グレンラガン』の監督今石洋之、脚本には原作者である中島かずきも参加のオリジナルアニメ。
脚本がとても分かりやすいので最後まで付いて行けた。炎=怒りの表現方法も理にかなっていて、人間の生活や社会に潜む「怒り」の内面も表しているように思えた。
映像と音のバランスも良かった。特に音の重なりがある部分の一つひとつの音がクリアになっていて音の整音技術に特別なものを感じた。
まあ、始めから「声の出演」のキャストに目がいってしまって観てみようかと試写に行ったが、技術面に見るものがあった。
声では早乙女太一の深みのある声が◎、堺雅人さんはキャラクターとご本人さんの気の立ち方が違うように感じた。