ロンドンで中華レストランを経営しているクァン・ノク・ミン(ジャッキー・チェン)は愛する一人娘ファン(ケイティ・ルング)が高校卒業のダンスパーティープロムのために着るドレスを買うために目抜き通りの洋服屋に車を走らせていた。
交通渋滞のために駐車出来ないので、店の近くで娘を降ろしてからちょっと離れたところで待っていた。だが、ちょうどその時、娘の入った店付近で大爆発が起こった。
娘は死亡……、すぐに政治的な無差別テロとわかり、クァンは静かなる怒りに震えるのだった。
彼は中国からインドシナ半島を経て命がけでイギリスに来た。その途中で妻と二人の娘を亡くしていて、唯一の家族が愛娘だった。毎日、毎日、警察署に電話をしたり、直接行ったりして事件の捜査の進み具合や、犯人とおぼしき名を聞こうとするが、まともに相手されない。
そんな彼は死をも覚悟して、店をずっと一緒に切り盛りしてくれた中年女性に全財産を託して、テロ組織の情報を求めてアイルランドへ行く。クァンは民宿の安宿に落ち着く間も無く、元・特殊部隊の経験をいかして犯人捜索を開始すると、北アイルランド副首相リーアム・ヘネシー(ピアース・ブロスナン)にたどり着いた。
公開前から評判が良いので昨日4日の朝8時40分の一番で観に行った。こんなに早いのに会場は半分の入り。
主演のジャッキー・チェンさんは現在65歳ぐらいで、多分年相応の役柄、体力は「娘の敵討ち」でエネルギーも年相応?に全開。まあ、昔は元特殊部隊にいたからスキルはある。
ネット情報から目指す人は副首相のピアーズ・ブロスナンとわかり彼に会うことに成功するが、もちろんここでも相手にされない。
ジャッキー・チェンのリベンジ力とピアーズ・ブロスナンの何かを隠そうとするせめぎあいが面白い!
この先は是非劇場で堪能してほしい。
⭐️最後に流れる歌がとっても良かった。クァンの心情をあらわしていた。30〜40代の素敵な声だった。ジャッキーご本人が歌っているのだろうか、ロビーでそれだけを確かめたくてパンフレットを見せてもらいたかったが、見本はなくて買わない限り手には取れなかった。歌を歌ってるのは誰かだけ知りたいのですが、調べてくださいと図々しく頼んだが、パラパラとスタッフが見て、書いてないですと言われた。
⭐️『ザ・フォーリナー/復讐者』のエンドロールで流れる歌はやはりジャッキー・チェンさんだった。東京の映友(咲)さんがミッキーのオススメを見て観に行って確認してしてくださった。それにしても柔らかくて若々しいお声で驚いた。身体を鍛えていて内臓もしっかりしている人のものだった。