2019年05月04日

カナザワ映画祭2019 in シネマスコーレ『恐怖の暴力自衛団』『荒野のいけにえ』

2日に名古屋に帰ってきた。もちろん在来線で伊東線、東海道線を乗り継いで来たがどこもかも、人、人、人。
こんなときは一層年寄りじみて見えるように、帽子を取って、持っている傘を杖がわりにとぼとぼ歩くに限る。おかげですべて座って来られた。

翌日は(3日)ゆっくりネットフィリックスでもと思っていたが、名古屋駅西口のシネマスコーレで「カナザワ映画祭2019 田舎ホラー超大全科」がやっていて、それも最終日だから本日分の5作品を全部観ようと、1時間前にスコーレに着いた。

ところがほとんど売り切れで2作品が補助席ならあいているのでそれを買った。だれでも1作品1600円。木全支配人さんは「みんな朝早くからチケット買いにきていたよ、今頃ではダメだよ」と言われてがっくり。でもイタリア映画祭の女性監督作品の資料を差し上げると大喜び。

最終日とあって観尽くす映友さんたちのお顔は見えない。きっと初日あたりでご覧になったに違いない。


🎬『恐怖の暴力自衛団』ジョージ・アーミテイジ監督、脚本/アメリカ/89分/1976年/日本初劇場上映

地元に油田が発見され景気が良いが無法者も多くなって今までの警察官だけでは足りない状況だ。地元で警官をしている弟ベン(ジャン・マイケル ・ビンセント)は、そのことで人材探しに困っている上司に、元軍人の兄アーロン(クリス・クリストファーソン)やその仲間数人を1年間の期限付きで警官として雇う橋渡しをした。兄アーロンは腕っぷしはいいが血気盛んで、やり過ぎな行動に間もなく弟と反発するようになって……。

スマートで一人娘を大切にしている弟、粗野で酒飲みでやたら銃をぶっ放す荒くれ者兄とは気が合うわけもない。地域を穏やかに住みやすくするために警官を増やしたがこれでは余計物騒になってしまう。

かなり深刻な事態になっていても音楽はのんびりムードのウェスタン。そこがいいのか悪いのか…わからない。

⭐️弟役のジャン・マイケル ・ビンセントは今年2月にお亡くなりになった。


🎬『荒野のいけにえ』ピーター・カーター監督/カナダ/99分/1977年/日本初上映

カナダの山奥でトレッキングを楽しむ都会から来た5人の医者たち。彼らは一人また一人と襲われるが、その正体は気配だけで姿は見えなかった。

前の作品も期待していたわりにはどうってことなかったが、これは題名からも期待していた。だが前よりもっと面白くなかった。

どう見てもトレッキングに適した場所とは思えない地で、画面が暗い時にははっきり事の成り行きがわからず、明るいときは字幕が白くて読めず散々。もし読めたとしても期待以上の作品ではなかった。

⭐️この2作品に関してなぜ満員になったのか不思議だ。


posted by ミッキー at 07:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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