昨日、伊豆に着いて工事が終わったところの点検をして温泉♨にはいった後、夕飯も食べずに眠った。起きたのが夜9時で、軽くレトルトのお粥に青菜と卵をいれて、風呂に入ってまた寝た。
夜中目覚めたら携帯がピカピカしていたので開いてみたら!「ミッキーさん、令和が冷和になっています」といつも感想をいただくねんねこさんからメールが来ていた。
わぁ〜と眠気がふっとんで見てみたらやはり「冷和」になっていた! 令和初の大失礼💦。ねんねこさん、ありがとう。
🎬『帰ってきたムッソリーニ』ルカ・ミニエーロ監督/イタリア/99分/日本初上映 (9月公開予定)
『帰ってきたヒトラー』のイタリア独裁者ムソリーニ(1883〜1945年)が現代のローマによみがえったらという完全リメイク版。それとわかって観たが、あまりにもそっくり……、ヒトラー版を観ている人はちょっと不満に感じるはず。
史実からヒトラーとムッソリーニの違いは私欲と女性と子孫。
ヒトラーは今公開中(朝日ホールすぐそばのヒューマントラストシネマ有楽町)『ヒトラーVSピカソ〜』にわかるように私欲が非常に強かったが、ムッソリーニにはない。反対に女性関係はムッソリーニは多く、ヒトラーは一緒に自殺したエヴァ・ブラウンさんのみだと思う。ヒトラーは子どもなし、ムッソリーニは6、7人の子がいる。
⭐️まあ、これは9月に公開だがDVDになっているヒトラー版は観ない方がいいと思う。このムッソリーニ版で◎はムッソリーニ役がそっくりだったことだ。
🎬『ルチアの恩寵』ジャンニ・ザナージ監督/イタリア、ギリシャ、スペイン/110分/日本初上映
測量技師のルチア(アルバ・ロルヴァケル)は36歳のシングルマザー。一人娘のローザはフェンシングに夢中になっている。
そんなルチアに市役所から大きな仕事が舞い込んで来た。それは郊外の広大な農地で大規模ショッピングセンターを建設する許可を得るための測量だった。
助手を伴い現地に向かい測量するが、市がくれた元図が間違っていた。危険な地質を隠すために偽装されたものだった。だが彼女は、市からの仕事が今後取れなくなるのをおそれて黙っていることにしたが……。
主演は今の映画祭2回目のアルバ・ロルヴァケルさん。『私の娘よ』では自由奔放な女、ここでは測量士さんだ。市からの仕事がなくなるのがこわいために黙っていようと決めたが、測量が終わったすぐに黒いショールを被った貧しそうな女が不意に現れて「この地に教会を建てて」と告げられるのだ。助手はそんな女はいなかったというのだから、彼女だけに見えたのだ。
その亡霊のような女はその後も突然部屋の中にいたりするのだ。その不可解な現象にたまりかねて測量を白紙撤回にする。
その後に起こる神的現象に驚いた。建設予定地の底から水が湧き出て町中を滝のような水が流れ込んできて、ここにもしショッピングセンターなどができれば土台から流されて人命も……と思うほどすごい量の水が出た。
イタリアの山間部の近代から取り残されているような土地に起こった奇跡のような出来事は「人命を助けるためだった」と勝手に解釈したが間違っているかもしれない。