酒浸りで夢のようなことばかり言っている発明家の父親(ウディ・ハレルソン)、画家志望で自由奔放な母親(ナオミ・ワッツ)の元で育った4人の子どもたちは、山奥の廃屋に住んだり、安い家賃の荒屋に住んだりしていた。
電気、ガス、水道、便所すらない時もあって、借金が多くなると全財産を車に詰め込んで夜逃げ同様に移動するのが日常の生活だった。もちろん学校にはほとんど行っていなかった。
長女のジャネットは心から両親を愛していたが、このままではいけないと感じて、下の妹、弟に少しずつでもお金を貯めて、この家を出ないといけないと言い聞かせて……。
長女ジャネット・ウォールズの原作で自分の生い立ちを小説「ガラスの城の子どもたち」に発表。初めて映画化された。
🎬『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』ケン・スコット監督/フランス、ベルギー、インド/96分/6月公開
夢にまで見たあこがれのバリにあるインテリアショップでインドから来た青年アジャ(ダヌーシュ)は泊まるお金もないので店内に展示してあるクローゼットに隠れて眠っていたら……。
パリにやっと着いたと思いきや、クローゼットの中で眠っているうちに運ばれた先がロンドン、それも難民たちと一緒。まあ、いろいろな目に合うのだが、行く先々で幸運に? に恵まれて……というお話。主役のダヌーシュはミッキーの好みではないが、元気に世界を駆け巡っていた。ー