バスは1時過ぎに「霞ヶ関」つくので、いっぷく(☕️や🍛)して午後3時から夜9時ごろまで観る予定だ。
ここは作品の上映あとのトークが小1時間あるので質問もふんだんにさせてくれるのでとても嬉しい。それに勉強になる映像祭だ。
🎬『流れに抗って(仮題)』ドミトリー・タルハノフ監督/ロシア/76分/2018年
年老いた男アンヴァル・アビーの生まれ故郷のクイビシェフはダムに沈んだ村。わずかに残る土地に祖先の墓を探そうとする。
一方、別の場所で水力発電所が稼働を始めた。人々がいなくなった村には、まだ住み続ける者もいる。
当時のニュース映像でけたたましくダムを作ることを良しとした政策が流されていた。電力供給と余った電力を他の国に売る算段で、相当な数のダムが作られている。
作られたダムの底にはかつてはたくさんの人々の生活があり、干上がった場にはドクロもあった。墓からの流出だろうか。ぞっとした。
そんな中で水没せずに残った草ぼうぼうの土地に1人の老婆が暮らしていた。粗末ななりで貧しい生活だが、思い出の写真、新聞記事などを保管していて「これが無ければ、ここに人が住んでいたことすら忘れ去られてしまう」と呟いていた。
🎬『おばあちゃん、エコに出会う』ポー・コクイン監督/シンガポール/24分/2018年
おばあちゃんとエコロジストの孫娘が、ゴミを出さない生活に挑戦する。ちぐはぐな2人のおかしな1週間。
エコに目覚めた孫娘。あれは駄目、これも駄目と小うるさい孫。そんな孫から一緒にエコの生活を7日間して見ない? ずっと一緒に居られるよ? と言われてはNOとは言えないおばあちゃん。
一週間で小さな箱に一つしかゴミを出さない !! そんなの無理無理と驚くおばあちゃん。朝ごはん食べただけでもゴミがビニール袋にいっぱいになった。そこで2人が行ったのが野菜クズを肥料にする工場。
買い物には瓶を持参したり、野菜中心の食生活を教えあったりしているうちに、尻込みしていたおばあちゃんから良いアイディアも飛び出す。
教科書的な中でおばあちゃんと生意気なお孫ちゃんの掛け合いが面白くて、わかりやすい。うんうんと首を縦に振りながら勉強した。