今、気づいたが今月22日公開の『パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)』にも女刑事役で出ている。パペット人形と人間である女刑事のコンビがとってもユニーク。 まあ、下ネタもでてくるが、それが隠し味みたいで一層面白くなっている。是非、マッカーシーさんの名演技を楽しんでほしい。
ところでアカデミー賞の候補の『キャン・ユー・エバー・フォーギブ・ミー?(原題)』公開決定して、邦題も決まった。『ある女流作家の罪と罰』ちょっと深刻そうな題だが、いい意味でくだけたところがあるので気楽に観れた。公開を楽しみにしていただきたい。
とにかくマッカーシーさんの絶妙演技が楽しめる2作品だ。
🎬『9月の恋と出会うまで』山本透監督/105分/3月1日より丸の内ピカデリー他にて全国ロードショー公開
東京の旅行代理店に勤める志織(川口春奈)はとあるマンションに引っ越しをした。そこは家主(ミッキー・カーチス)の意向で芸術家の人優先という条件だった。志織は趣味程度の写真好きでいつもカメラを首から下げていたので「写真家の卵」としてなんとか入居できた。
入居してほどなくマンション住民の平野進(高橋一生)と出会うがどうみても芸術家には見えなくて、部屋でぬいぐるみに向かって「平野さんはいったいどんな分野の芸術家だろうね」などと話していたら、突然、部屋のどこかから笑い声が聞こえてきて……。
今、東京、大阪で「未体験ゾーンの映画たち」という毎年恒例の映画新作58作品が世界から集められているが、それにぴったりの作品だ。
新しく引っ越してきた東京のアパート(とてもOLの給料では支払えない家賃と思うが……)のクーラー取り付け口の穴から声が聞こえてきて「こちらは1年後の未来です。あなたに危険が迫っています!」という不思議なことを言われるのだ。
志織に「声」さんは、明日起きること、明後日起きることなどを当てっこして不思議「声」さんは信頼を勝ち得ていくのだ。
ミッキーは主役2人が好みではないが、違う時空の中で一生懸命相手を想って右往左往する姿を見てほだされた。
⭐️是非とものオススメではないが、ありきたりのタイムトラベル映画ではないことだけは確かだ。