アスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)はある事件をきっかけに警察官としての現場を離れ、緊急通報司令室のオペレーターとして交通事故による緊急搬送を手配する係りとして勤めていた。近々、元の職に戻る予定だった。
そんな時、「今、誘拐されている」という女性から通報を受ける。車の発車音、女性のふるえる声、犯人と思える息遣いなど、聞こえる音だけを手がかりに、彼は被害者を助けようとしたが……。
これは2019年洋画部門ベストテン確実。
グスタフ・モーラー監督の長編デビュー作品。最初にこんなすごいのを作ってしまい、後にどうやってレベルダウンせずに作り続けて行けるのか老婆心ながら心配になった。
出ずっぱり、喋りっぱなしのヤコブ・セーダーグレンさんも知らないお顔。声もいいし緊張感いっぱいの表情は、ミッキー好みの渋さ。
公開されたらもう一度劇場に行って電話交信部分を「目をつむって観て」みたい。
⭐️この作品を観て 夜のハイウェイで、一人の男の86分間の出来事を車中で交わされる電話の会話だけで描くワンシチュエーション映画『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』トム・ハーディ主演を思い出した。