香港警察は、オタク系プログラマーのハオミン(ハンギョン)に、彼がかつてハッキング対決で負かしたコードネーム「ゼブラ」(リディアン・ヴォーン)が裏社会で危険な仕事をしていることを告げる。
その頃、ゼブラは大仕事にハオミンを取り込もうと美少女スー・イー(リー・ユエン)を使ってハオミンに近寄ってくる。
ゼブラの次の大仕事を探るために、覆面捜査官として潜入したハオミンは、裏には大物モリタケシ(山下智久)が絡んでいることを知るが……。
109の大きな部屋で数人の観客……。
出ている人気若手俳優さんだから期待していたが、画面が派手な割には訴えてくるものがない。
移動時間の疑問もあって、どうしてこの時間に無理に車から降ろされて次の目的地につけたのか、とか、この女はどうして男2人がここにいることを知ったのか、納得できないことが多かった。
⭐️ファンなら是非だが、お暇ならどうぞレベルと感じた。
🎬『ジュリアン』グサヴィエ・ルブラン監督/フランス/93分
ブレッソン夫妻は離婚したが11歳の息子ジュリアン(トーマス・ジオリア)の親権内容で双方弁護士を立てて争っている。カッとなると見境がなくなる元夫アントワーヌ(ドゥニ・メノーシェ)に、ジュリアンを近づけたくない母ミリアム(レア・ドリュケール)だったが、夫は今までの妻の行いが離婚の要因だと強く主張して、週末、息子との面会の権利を得る。
彼は面会の度に息子ジュリアンから母の居場を聞き出そうとするが、元妻ミリアムは電話も出ずに新しい住所さえ伝えない。母親を守るためジュリアンは必死に嘘をつくが……。
この映画のチラシが嫌いだ。この少年の顔がなんとも哀れすぎて、映画を見てからなるべく見ないようにしている。
ジュリアンにはお姉さんがいて18歳だから問題はない。問題は11歳のジュリアンだ。夫婦は約18年ほど結婚していたことになる。少なくともジュリアンの生まれるまではうまくいっていたのだろう。その後、どうしてこうなったのかが説明されていないが、急に暴力をふるうようになったのだろうか。
妻にはもう恋人がいて、娘もボーイフレンドがいてどうも妊娠しているみたいだ。日頃は妻の実家でジュリアンの週末引き渡しをしていて、本当に住んでいるところは教えていない。でもひょんなことから新しい住処がわかって悲惨な出来事になる。
これはどこの国でも起こり得ることで辛いことだが「特別な作品」ではない。観た後、この夫はそんなにひどい男だろうか……と思った。妻にも夫をここまで追い込む原因があったように思う。
⭐️あと味の悪い作品と覚悟してご覧いただきたい。