2018年12月04日

午前十時の映画祭『ジャイアンツ』ミッドランドスクエアシネマにて

🎬『ジャイアンツ』ジョージ・スティーヴンス監督/アメリカ/201分/1956年

第1次大戦の終わった1920年。東部ヴァージニアのリントン家の次女レズリー(エリザベス・テイラー)は、馬好きの父を訪ねて来たテキサス州の牧場主・ジョーダン・ベネディクト2世( ビック/ロック・ハドソン)と恋に落ちて、両親の許可を得て結婚。

ビックは花嫁を連れて故郷へと戻った。広大な牧場の真中にそびえる大邸宅には、この屋敷を仕切るビックの姉ラズ(M・マッケンブリッジ)がいた。いつまでたってもお客さま扱いされてレズリーの思っていた生活ではなかった。

故郷とテキサスの生活の違いを強く感じた彼女は人種差別の激しさにも驚く。ビックの手下のジェット・リンク(ジェームズ・ディーン)には、他の使用人にはない反骨精神を感じ取っていた。

家を仕切っていたラズは落馬が元で死亡。主婦の立場をとり戻したレズリー。それから夫婦の間には1男2女が生まれて、平穏な日々が訪れると思ったが……。


201分、あっという間だった。この映画ができたのがミッキーが10歳前の時だから名作とは聞いていたが大画面で観られて嬉しい。

30年に及ぶベネディクト家のドラマだ。59万エーカーの広大な土地持ちで駅にも「ベネディクト」と書いてあった。

大邸宅には負けん気の強い義姉がいたが、レズリーもおとなしくしている女性ではなくはっきり言うべきことは言っていた。美人女優の代名詞と思っていたエリザベス・テイラーの印象がガラリと変えてくれた。油田をものにしたジェームズ・ディーンもベネディクト3世を演じたデニス・ホッパーさんも出ていた。

一番印象に残った場面は、夫婦の危機寸前の時にレズリーの提案で「少し別れて暮らしましょう」と、子らを連れて故郷の実家に帰る。実家では3人の子らが七面鳥を可愛がっていたが、Xmasを祝うテーブルに執事が丸焼きにして持ってくると、3人がしゃっくりをあげて大泣きするシーン。そこにベネディクトお父さんからXmasおめでとうの電報。「パパも来るの?」……こないとわかって、また3人の大泣き。別れて暮らすなんて無理とわかる。

この夫婦、色々とあったが30年間に培われた相手への思いやりが、最後には安穏な老後を作っていた。

⭐️映画では幸せな気分にひたれたが、ジェームズ・ディーンの死のことを思うと切なくなった。
posted by ミッキー at 20:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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