2018年11月28日

フランケンシュタインの生みの親は18歳の少女 12月15日公開『メアリーの総て』

🎬『メアリーの総て』ハイファ・アル=マンスール監督/イギリス、ルクセンブルク、アメリカ/121分/12月15日よりシネスイッツ銀座他にて全国順次ロードショー公開


19世紀のイギリス。小説家を夢見るメアリー(エル・ファニング)は、誇り高い小説家で本屋を営む父親(スティーブン・ディレイン)を尊敬していたが、折り合いの悪い継母との確執がひどくなって、父親のスコットランドの友人のもとで追いやられてしまう。

そこは田舎町だったが裕福な環境で屋敷で読書会が開かれ、メアリーは若手天才詩人と噂されるパーシー・シェリー(ダグラス・ブース)と出会う。互いの才能に強く惹かれあった二人だったが、義理の妹クレア(ベル・パウリー)が危篤という知らせに急いでロンドンに戻るが、メアリーに会いたい一心の仮病だった。

再び継母の元で窮屈な生活が始まったが、彼女を追うようにパーシーが現れて……。


フランケンシュタインと言えば聞いただけで怖いというイメージだが、書いた人は18歳の少女とは知らなかった。いまから200年前のロンドンはどうも街の様子から見て不景気らしく、メアリーの父親も有名な作家であっても生活は苦しいようだった。

そんな時に金持ち息子で若き詩人パーシーが、メアリー目当てに「お金をお払いするから弟子にしてほしい」と言ってきたから継母は大喜び。

だが2人の仲も彼に妻子があるとわかり……と、あとは苦労続きで書く気力がない。フランケンシュタインを書いたのが18歳だから苦労続きのときは16、17歳。

書き上げたはいいがどこの出版社も「女性が怖い内容もの」は相手にされず と18歳までに一生分の苦労を味わって、それをエネルギーにかえた人生だった。


⭐️今年は『フランケンシュタイン』の出版から200周年にあたる。
⭐️義理の妹をやるベル・パウリーは『マイ・プレシャス・リスト』(ニューヨークのマンハッタンで暮らすキャリーはIQ185でハーバード大学を飛び級で卒業した超エリート)を演じている。
posted by ミッキー at 21:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: