グラミー賞を18回受賞して、ロック殿堂入りを3回果たした、スーパースター・エリック・クラプトン。ジェフ・ベックやジミー・ペイジと共に「世界3大ギタリスト」と言われている。
母親に拒絶された少年時代の孤独、 酒と薬物の依存との闘い、親友ジョージ・ハリスンの妻パティ・ボイドへの恋、病的なまでの女性遍歴、幼い息子の事故死など、正直にインタビューに答えている。もちろん貴重なライブ映像も充実している。
監督のリリ・フィニー・ザナックさんはエリック・クラプトンとは25年の付き合いがあって、本人から「あなたが監督するならドキュメンタリーをやってもいい」と言われたのがきっかけ。
現在も活躍していらっしゃる方の半生を包み隠さず映し出しているドキュメンタリーだけに、音楽ファンにとっては必見中の必見作品。
どうして「12小節」と名付けたのか、かんがえてみたが、12小節の主題テーマの楽曲が浮かべば音楽の骨格ができる……ということではないかと思った。135分、とても短く感じた。