麻美(北川景子)が彼・富田誠(田中圭)に電話をかけると、聞き覚えのない男の声が聞こえてきた。その男はたまたま落ちていたスマホを拾ったという。
スマホが無事に戻ってきて安堵する麻美だったが、身に覚えのないクレジットカードの請求やSNSで繋がっているだけの親しくもない友人から再三に連絡がくるなど、その日を境に奇妙な出来事が起こり始める。
そんな頃、山の中で若い女性の遺体が次々と発見され、連続殺人事件として捜査が始まる。身元不明の遺体は、どれも長い黒髪を切り取られていて……。
これを観て心底「ガラ系でよかったぁ〜」と思った。
まあ、持ち主がおばぁならこんな展開にはならないが、彼氏が落としたせいで、めちゃめちゃ美しい北川景子さん(特にこの映画の美しさは格別。唇👄に清潔なお色気があって、彼女だけ観にきても映画代金半分は元が取れる) だからこその災難。
それと同時に、今の世の中のダークな部分が透けて見える展開で、世界のホラー監督の呼び名にふさわしい作品だ。
⭐️原作は、2017年の『このミステリーがすごい!』(宝島社)に受賞しなかったが、ベストセラーになる可能性を秘めている作品「隠し玉」に選ばれた作家・志駕晃氏のデビュー小説。
⭐️日本の人口以上に携帯電話がある時代、090、080、070に060が加わるのも間近らしい。