2018年10月16日

少女は不安と恐怖の中で震える 10月20日公開『テルマ』

スタジオジプリの好奇心「熱風」10月号に日本語に関するインタビューがあった。今はあまり使われなくなって、若者はほとんど理解していない言葉に「大つごもり」「シミーズ」「つねる」が出ていた。

興味をもったので調べてみたら かわや(トイレ) チョッキ(ベスト) 南京豆(ピーナッツ) てんかふん(ベビーパウダー)ズロース(パンツ 今のスラックスのことではない)とっくりのセーター(タートルネック) 寄り合い(集会)……

ミッキーが言って、娘たちに「何、それ」と聞かれたのは「おみおつけ」味噌汁のこと、「ごんか、ふかんで」わがままいわないでの意味で、15歳から住んでいた瀬戸方面の方言らしい。「マッチ切る」デートの約束をする、「シッコ、まってくる」おしっこしてくる など瀬戸方面に住んでいる時よく聞いた。


🎬『テルマ』ヨアキム・トリアー監督/ノルウェー、フランス、デンマーク、スウェーデン/116分/10月20日よりヒューマントラストシネマ有楽町他にて全国順次ロードショー公開

舞台はノルウェーの人里離れた田舎町。少女テルマ(エイリ・ハーボー)は信仰心が深い両親に育てられていた。

そんなテルマは、オスロの大学に通うため田舎町から離れて、寮で一人暮らしを始めた。見るもの聞くものみんな新鮮で快適な生活がはじまったが……。


最初のシーンから度肝をぬかれた。遅刻してこのシーンを見逃すなら次回にするべし!だ。ホラー度としてはそう高くないが、不思議、不気味、先が見えない、そういう点なら満点に近い。

これ、説明や評を書くと興味が半減(どころか全減)だから、 あえて書かないが、北欧の空気感が漂っていて、主役のノルウェーの若手女優・エイリ・ハーボーが繊細な役を演じていた。

☆監督さんはラース・フォン・トリアーの甥にあたる方。
posted by ミッキー at 12:30| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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