今日は朝からヒューマントラストシネマ有楽町『夜の浜辺でひとり』を観たがなんだか、うとうとしてしまった。目が覚めても同じような画面が続いていた。『それから』は対人関係にメリハリがあってホン・サンスの世界に入り込めたが、この『夜の浜辺〜』ははっきり言ってつまらなかった。
ただ相変わらずキム・ミニさんは魅力的で、この作品では酒を飲むととたんに暴言をはいたり同性にキスを求めたり、時には卑猥なことを口走る。彼女の泊まるホテルの窓をガラス磨きする男がいたが映画とは無関係。わざとらしく挿入されていて、いただけないシーンだった。
🎬『ルームロンダリング』片桐健滋監督/7月7日より新宿武蔵野館他にて全国ロードショー公開
八雲御子(池田エライザ)は幼い時に父を亡くし、その翌年に母が失踪。それからは祖母に育てられたが、その祖母も御子が18歳の時に他界、ひとりぼっちになってしまう。
そこに母の弟・雷土悟郎(オダギリジョー)が、いわくつきの不動産物件に少しの間住んで、忌まわしい履歴を消す「ルームロンダリング」のアルバイトを進めてくれた。
他人とうまく接することのできない御子にとって好都合なアルバイトで、訳あり物件を転々としているうちに、部屋にいる幽霊を見たり、話す能力に目覚めていくが……。
大好きなオダジョーが出てるだけでミッキーは満足じゃ‼︎ だけど、ここでのオダジョーはちょっともっさりしてる。でもそこも新しい魅力になっている。胡散臭い叔父さんだが、本当は優しい人で亡くなった姉の子(姪)の御子をちゃんと守っている。
超現実の訳あり物件の始末のつけ方、魅力的❓ な幽霊さんたちの置かれた立場(足がないのに)が面白い。そして最後は超現実からは正反対のファンタジーで締めくくられている。
オダジョーさんばかり褒めたが、ぼんや〜りふんわ〜りしたエライザちゃんも可愛かった。