2018年06月09日

フランス映画祭2018上映作品ひと言評(1)『2重螺旋の恋人』『グッパイ・ゴダール』『 SEE YOU UP THERE(英題)』

6月21日〜24日に横浜で「フランス映画祭2018」http://unifrance.jp/festival/2018/latest/が開催される。上映作品の中で5作品を試写で観たので紹介する。


🎬『2重螺旋の恋人』フランソワ・オゾン監督/8月公開予定

主人公のクロエ(マリーヌ・ヴァクト)は原因不明の腹痛に悩んでいる25歳の美しい女性。思い余って精神科医の診察を受ける。

その甲斐があって痛みから解放されたクロエは治してくれた精神科医ポール(ジェレミー・レニエ)と恋仲になり一緒に住むまでになった。しばらくして街でポールに瓜二つの男を見かける。

『スイミング・プール』『8人の女たち』のオゾン監督の新作はエロチック・サスペンスといえる。見所は悩ましいクロエ役のマリーヌ・ヴァクト。『17歳』のロングヘアーからバッサリとショートカットにして2人の男を翻弄させる。



🎬『グッパイ・ゴダール』ミシェル・アザナヴィシウス監督/7月13日公開

もうすぐ20歳になるアンヌ(スティシー・マーティン)は世界中から注目される映画監督・ジャン・リュック・ゴダールと恋に落ちて、彼の新作映画に主演、そして結婚。刺激的な体験ばかりの毎日を夢中で生きていく。

原作はゴダールの妻であり、女優、作家と活躍したアンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的小説の映画化。ゴダールさんもアンヌさんもミッキーの好みの俳優さんではないが、アンヌさんは調べてみたら、ご本人にそっくりだった。

一緒になったばかりの頃は楽しそうにしていたが、だんだんと監督の妻の雑多な仕事をするようになると笑顔が消えていた。本当に幸せな時は長くは続かない。



🎬『 SEE YOU UP THERE(英題)』アルベール・デュポンテル監督/117分/2019年公開予定

第一次世界大戦の終戦間際に、フランス軍プラデル中尉から不条理な攻撃命令を受けたエドゥアール(ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート)は、戦闘中に負傷したアルベール(アルベール・デュポンテル)の助ける。

その時にエドゥアールは顔にひどい傷を受けて、こんな顔で家族に会いたくないとアルベールの協力のもとで「戦死偽装」をする。顔にひどい傷を受けたエドゥアールの実家は大企業のオーナーで経済界を牛耳っている大金持ち。父親も姉もエドゥアールは死んだものと思っている。

一方、無理な戦闘を指示したプラデルは不正によって金持ちになっている。エドゥアールとアルベールは彼をおとしめようと「詐欺」を計画するが……。

原作はピエール・ルメートル著「天国でまた会おう」で作者自身も脚本に加わっている。小道具に注目、特に顔を隠すお面が良かった。映画が進むにつれて引き込まれて、最後は思わぬ出来事で幕。切なさに身が切られる思いだった。


☆明日は『ブラッディ・ミルク』『こどもが教えてくれたこと』をアップする予定。
posted by ミッキー at 12:28| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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