2018年05月29日

『軍中楽園』渋谷ユーロスペースにて

昨日から上京している。東京では偶然に知人に会うことは稀だが、いままで映画館や試写室以外で3回ある。昨日の晩、地下鉄の中が3回目。

それも地下鉄で座っている私の目の前。大阪アジアン映画祭や福岡アジアフォーカスなど参加されている方なので、見間違いかなと何度も見上げたが、下から見るお顔が不思議なことに違うように感じたし、一生懸命スマホを読んでいらっしゃったので、その方のアドレスに「ミッキーです。いま地下鉄の目の前で座っています」とメールしたが、見てもらえず、高田馬場で降りる時にやっと目と目が合ってわかった次第。

「あれ〜、ここで降りるの? 」「そう、早稲田小劇場に行くの。後からメールみてね」と慌ただしくお別れした。


🎬『軍中楽園』ニウ・チェンザー監督/台湾/133分/渋谷ユーロスペースにて

中国と台湾の間に緊張が続いていた1969年。台湾の青年ルオ(イーサン・ルアン)は大陸からわずかしか離れていない最前線の島に配属された。

だが、泳げないことがわかり、軍中楽園と呼ばれる特約茶屋(娼館)を管理する831部隊に回されてしまう。

そこには様々な女性が兵隊に春をひさいでいた。その中で清楚な美人のニーニー(レジーナ・ワン)の汚れない心に惹かれていくが……。


この作品は今年3月の大阪アジアンで見逃したもの。監督さんは『モンガに散る』の方で主演もこの時出ていたイーサン・ルアン。少年ぽさを少し残したイーサン・ルアンが眩しかった。

ルオは兵隊の慰安所に配属されて楽な仕事であるが、そこに来る兵隊はすさんでいる。いろんな争いごとを目の当たりにして複雑な心境を決め細やかに表現していた。

☆ニーニーはギター片手にハスキーな声で♪「帰らざる河」を気だるく歌っていた。いい歌だった。
posted by ミッキー at 12:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: